もし地上に天国がありうるとすれば、この家は天国です。 神をお喜ばせすることだけを自分の喜びとし、 自らの喜びを顧みない人は、 ここでほんとうに幸福な生活を送ります。 イエスの聖テレジア(完徳の道13章) |
教皇フランシスコ 2024年復活祭メッセージより |
・・・教会は、週の初めの日の明け方早く、墓に行った婦人たちの驚きを再び体験します。 |
イエスの墓は大きな石で塞がれていました。 |
今日もまた、重い岩が、あまりにも重い岩が、人類の希望を塞いでいます。 |
それは、戦争の岩、人道危機の岩、人権侵害の岩、人身取引の岩、そしてその他多くの岩です。 |
わたしたちも、イエスの弟子であった婦人たちのように尋ねます。 |
「だれが墓の入り口からあの石を転がしてくれるでしょうか」(マルコ16・3参照) |
それに対し、復活の朝に見たものは、これほど大きな石がすでにわきへ転がしてある光景でした。 |
婦人たちの驚きは、わたしたちの驚きです。イエスの墓は開き、空になっていたのです! |
ここからすべてが始まります。あの空の墓を通して新しい道が開けます。 |
それは神以外の誰も開くことのできない道、死の中のいのちの道、戦争の中の平和の道、 |
憎しみの中の和解の道、対立の中の兄弟愛の道です。 |
・・・イエス・キリストは復活されました。 |
そして、イエスだけがいのちに向かう歩みを閉ざす石を転がすことができるのです。 |
いや、むしろ、生ける主ご自身が、いのちと、平和、和解、兄弟愛の道なのです。 |
主は人間では不可能な道を開かれます。 |
なぜなら、主だけが世の罪を除き、わたしたちの罪を赦されるからです。 |
イエスの聖テレジア |
「完徳の道26章」より |
うれしいときは、ご復活のみあるじをおながめなさい。 |
どのように、お墓をお出になったかを考えるだけで、 |
あなたがたはうれしくてたまらないでしょう。 |
なんとまばゆい光輝に包まれ、なんと美しく、 |
なんと威厳にみちておいでになるのでしょう。 |
なんと勝利に輝いておられること、 |
なんと喜びにあふれておられること! |
主はまるで輝かしい勝者として凱旋する人のようです |
当修道院の名称は、山口カルメル会教会の母マリア修道院です。形態は観想修道院です。 |
キリスト教の洗礼を受けている方で、生涯を神に捧げて人々の幸せのために祈る、 |
観想生活を望まれる方はご連絡ください。 |
カルメル会という名称は、聖地、パレスチナのカルメル山に由来し、会の起こりは、13世紀頃、 |
カルメル山で生活していた隠修士たちに遡ります。 |
カルメル会は、16世紀スペインのアビラに生まれたイエスのテレジアによって、教会のため、 |
人々の救いのために祈りに専念する生活様式に改革されました。 |
その後、世界各地に広まり、日本には1933年フランスから東京に初めての修道院が創立されました。 |
現在、日本に9つの修道院があります。 |
山口の修道院は1979年に7番目の修道院として創立されました。 |